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カテゴリ:刺青小路話( 11 )

刺青小路話 その11 刺青弾圧

 アップロード遅れましたが、先週に聞き及びましたニュースです。

入れ墨で通学拒否「違法」 モード学園に賠償命令 大阪http://www.asahi.com/national/update/0327/OSK201303270073.html


 刺青につきましては、現在でも様々な誤解から、不当な差別や侮蔑があるのは事実です。ですので、私の仕事場では常にお客様には相応の覚悟が必要であることなどをご説明しております。

 決して安易な考えで刺青を彫ってはいけません。

 ですが、上記ニュースにありますように刺青の消去施術を強要するなど、あってはならないことです。

 一個人の大人として、刺青を選ぶか否かは、自らに責任を持った上での選択ですから、人として、その決意も尊重されて当然であって、それがまるで「害悪」や「犯罪」であるかのように断罪し、ましてや、レーザーなどで消去するなどを強要するということは、ほぼ「傷害罪」であると言っても良いだろうと思います。

 万一、不当な扱いを受けるならば、正しく抗議すべきかと思います。

 大阪では、橋下市長による入れ墨調査拒否者への不当処分を撤回を求める裁判も始まっています。

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厚生労働省は「入れ墨は欠格事由に該当せず、資格取得に影響はない」として
いる。

by hazukiya | 2013-04-04 20:42 | 刺青小路話

刺青小路話 その10 平成の悪政<3>茨城県

☆年末年始は通常通り営業予定です(水曜定休/通常営業15:00~)☆ご相談・ご予約はお電話ください☆



 長らく放ったらかしにしてしまいました、「刺青小路話」ですが、年末ですし、一つ大切な項目を追加しておきます。

 前々回のその8、でも少し触れさせていただきましたが、大阪市のみならず、茨城県に於いても、県議会議員によるタトゥーバッシングがありました。

 茨城県在勤の刺青師、彫貴先生が、長い期間に渡って、国や県議会、医師会から報道機関にまで働きかけをしてくださり、刺青とその歴史、そして私たち刺青師の権利を主張し、明確にしていただきました。

 刺青師の方、そして刺青ファンのお客様方にも、ぜひ知っていただきたいので、詳細は本日は省略させていただきますが、彫貴先生のトップページの「報告」欄をご覧になっていただきたく、リンクを掲載させていただきます。

彫心會 関東彫貴一門>目次
http://www5e.biglobe.ne.jp/~horitaka/mokuji.html
http://www5e.biglobe.ne.jp/~horitaka/newpage1.html(携帯用)
by hazukiya | 2012-12-22 18:45 | 刺青小路話

刺青小路話 その9 平成の悪政<2>大阪市2

 作品の写真もまた溜め込んじゃって、更新しなきゃならんのですが、スイマセンその前にちょっと一話題。


 大飯原発再稼動についても、態度が二転三転するらしい大阪市長ですが、手に平返すのは当たり前、そんな政に納得のいかない私としては、昨日、国民の一人として国会議事堂前にて声を上げさせていただきました。

~再稼動反対デモ、昨晩は、さすがにやっと少し、各マスコミも取り沙汰しましたね。~刺青についても、常日頃なかなかマトモな報道が成されません。

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 大阪市では刺青の是非についても話題になりましたが、橋下市長も刺青について、特別に興味をお持ちでなかったとしても、様々、文献も数多く、ざっと勉強していただければ、どんなもんだか、おわかりになるかと思うのですけれどもね。

 個人的には、「心の泣き声」というのは、ちょっと大げさかな、と思いますが、江戸っ子職人で刺青愛好会の方がこんな風におっしゃっていた記述があります。「彫りものしてる者は、人間がどっちかって言うと、あたしゃあ、いくじのない人が多いんだろうと思うよ。仮に夜遅く暗闇を歩いても、自分一人で歩いているんじゃねえっていう、何かたよりになるような気がするんだ。だから、それだけ気が入ってるって言えるだろうな。あたしゃあ、背中に金太郎が彫ってあるんだから、世間に対してみっともないまねはできないて考えはあるね。」浮世絵摺師 北島ひで松さんの聞書
『刺青』森田一朗・著/図譜新社・刊
by hazukiya | 2012-06-30 17:34 | 刺青小路話

刺青小路話 その8 平成の悪政<1>大阪市

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橋下氏、入れ墨禁止ルール化指示 「消す施術も」

大阪市職員が子供に入れ墨を見せ「殺すぞ」と言ったりセクハラしてるのにボーナス査定で『良好』だったらしい
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 昨日、上のニュースを閲覧いたしまして、大阪市に、メールさせていただきました。以下。

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大阪市


大阪市長 橋下徹 殿

いつも、公の為にご尽力いただき、ありがとうございます。

ところで、このたび、朝日新聞などで、こちらのニュースを拝見し、直ちに誤認を解いていただきたく、メールいたしました。
http://www.asahi.com/politics/update/0302/OSK201203020055.html

私は、東京都で刺青業を営み、納税する一国民ですが、このたびの事件につきましては、大変憂慮いたします。

問題を起こしたと言う市の職員の方ですが、この方の事件は、刺青をしているから起きることではありません。刺青を、見慣れない方からしてみましたら、男性の恫喝とともに刺青を見せられたら、驚いてしまうこともあるかも知れませんが、刺青をしているから罪を犯す、ということではありません。

私も20年近く、刺青業務に携わる中、お客様は、控えめに暮らす、地味で実直な方がほとんどです。

刺青は、あくまでも個人の趣味であり、それ自体は、匂いもしませんし、絵柄が害を及ぼしたりすることはありません。公務員、市の職員として、刺青を入れているかどうかが、適正審査に関わるとしたら、それは皮膚の色をとやかく言うのと同じことであって、差別です。消させるとしたら、それが、皮膚に及ぼす影響や、施術費などを、十分にご確認されてから、ご検討ください。

人の、趣味嗜好まで制限することは、プライバシーの侵害ではないでしょうか。
刺青を見せびらかすことを制限するというなら、まだ理解出来ますが、今回の、この件につきましては、今一度、ご熟考いただき、正しい政策を行っていただきたく、どうか、よろしくお願いいたします。

東京都中野区大和町1-32-22-103

タトゥースタジオ針突屋

彫ちょう
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 (市職員に対し)「入れ墨禁止」という橋下市長の服務規律について、上記ニュースをご覧になって、ご意見持った方は、どうぞ、大阪市までお寄せください。

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 茨城県では、平成21年茨城県条例第35号により、TATTOO関係の雑誌を複数、青少年に有害な図書として、青少年に販売、交換、貸付、頒布、閲覧を禁止しました。

 素人の類による刺青の感染被害対策として、彫貴氏より、茨城県議会に対し、入れ墨(刺青)に関する衛生基準を設ける為『蔓延する刺青感染被害に対し、似非・モグリ・素人の類・エステサロン・アートメーク店等による刺青(入れ墨) 感染被害対策課《仮称》の設置並びに似非・モグリ・素人の類・エステサロン・アートメーク店等による刺青(入れ墨) に対する感染被害対策条例《仮称》の新設を求める請願』が複数回提出され、継続審議中。


 このことについては、厚生労働省との間で成された問答も含め、今後、このブログでも経緯のご説明をいたしたいと思います。

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 その他、神戸の須磨の海に、入れ墨(刺青)出入り禁止、というのも、不可解な条例です。


 一時はマスコミでも「タトゥー」という言葉が広まり、日本の伝統刺青も歴史の長い文化であって、日本でも、やっと欧米並みに、一般常識として定着していくかと期待されましたが、世の中が不景気になって、人の心もすっかり貧しくなった感があります。

 大阪市も、問題を刺青のせいにしないで、キチンと市職員の指導、監督を徹底して欲しいものです。
by hazukiya | 2012-03-03 15:52 | 刺青小路話

刺青小路話 その7 日本で刺青が嫌われる理由(1)明治の悪政

 長らくご無沙汰の小路話、歴史の話などなど、再開です。


 初回にも少し触れましたが、どうも、日本では、刺青は未だに印象が悪いもので、今一度、なぜなのか、考証してみます。


e0153994_18554298.jpg 前回までで記しました通り、現在、所謂、日本の刺青、彫物(ほりもの)、と呼ばれる形式は、江戸時代に発展した文化であり、江戸っ子が侍の権力支配に対抗する手段として、俺達だって、気合が入ってんだ、と、意地を見せたものでありますから、天晴れ!と、褒められこそすれ、忌み嫌われたり、疎んじられたりする筋合いではございません。

 江戸時代には、刺青師はその技を競い合い、現在の欧米における大会やコンテストのように、作品のお披露目などもあったようですし、駕籠でも飛脚でも、より美しく豪快な刺青(彫物)を持つ者に、粋な江戸っ子は、仕事を依頼したということです。

 欧米でも、タトゥーは、痛みに耐えることの出来る「強い人」として、敬意を払われこそすれ、特別の「恐い人」ではありません。彫るか彫らないか、は個人の意思で決めるものですから、興味の無い人は、特別に注目したり、気にしたりしません。当然でしょう。

 が、日本の歴史には、刑罰の入れ墨という心象の悪い政治規則があったりしましたし、江戸末期には、海外にまで有名になっていた日本の伝統刺青でしたが、なんと、明治政府はこれを、対外的印象の悪い、野蛮な行為として、禁止しました。~明治に入っても、さらし首なんぞは、道端に放ったらかしていたらしいですが、まあ、そんなことはお構い無しで。

 しかし、英国王室から刺青を求められれば、ご法度として禁止して、犯罪者の烙印を押したハズの刺青師を捕まえて、仕事をさせたらしいですから、明治政府も、日和見のご都合主義だったようです。

 そして、明治以降、日本の刺青は息を潜め、闇へと追いやられました。刺青師は逃げ回り、逮捕されては、その都度、図柄を没収され、医学的知識なども増すことは叶わないまま、逮捕を恐れない無頼漢だけが、楽しむ事の出来るご禁制の品、のようになってしまいました。
by hazukiya | 2011-09-23 19:04 | 刺青小路話

刺青小路話 その6 刺青心得―お清め

 本日は、お客様と打ち合わせの上、絵も描いて、決まり、そして今週早速始めましょう!という仕事がキャンセルされました。

 だいぶ、お迷いのご様子でしたが、通常、絵を描きましたら、それも少々なりとも、料金に加算されますから、オーダーなさるときは、それなりに決意を持って、いらして欲しいものです。
 絵を、描く間も、お酒を飲みながらお待ちでしたので、変わったお客様だと思いましたが、そういった態度も、始めから真剣に取り組もうというのと違ったようです。

 刺青は消えません。決意したならば、真剣に取り組んでください。

 そして少しでも迷いがあるならば、刺青を入れてはいけません。

 他人の文言に惑わされることも許されません。自らで自信を持って、決めることです。


 近頃、人の意見や見方、そして刺青の値段だとかばかりを気にする人が増えてしまった気がします。残念なことです!

 ~値段はもちろん、あらかじめお問い合わせいただかないと困りますが!しかし正直に申し上げて、私は職人ですので、自分の儲けよりも、一生懸命なお客様と、良い仕事をさせていただくことの方が重要です。お客様と、作品が自慢ですのでね!幸せだと思ってます。


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 夏だから、暑さに負けて、どうもたるんでしまいがちなのかも知れません。良くなります様!!!福ちゃんにお願いして、ホワイトセージとヒマラヤンソルトでお清めしました!
by hazukiya | 2011-07-25 18:55 | 刺青小路話

刺青小路話 その5 世界における日本人刺青師の評価

 作品は、継続中、胸割り。龍。鱗進行中。

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 本日は、またご無沙汰してます、小路話です。

 歴史の話題からはちょっと離れて、現在の、世界における日本人刺青師について。です。


 一口に刺青師と言ってもピンキリですから、日本でも、海外でも、怪しい店や怪しい人も居ます。別に、刺青だけでなく、靴でも服でも食べ物でも、何かを選ぶ基準と言うのは常に問われているわけですから、常識的に考えればいいだろうと思いますが、個人的に、私が決めている基準としては以下、●極力複数人数の、自分が信頼出来る人たちの評判を確かめること。●オートクレーブなどの消毒滅菌機材を備えて、正しく使用しているかどうか、針は使い捨てにしているかどうか、など、適切な衛生管理が成されているかどうか。●作品の下絵や写真と、人となりを確かめること。●少しでも心に引っかかるようなら、行かないこと。●迷うようなら止めること。などが挙げられます。~刺青師を選ぶ基準について詳しく知りたい方は、茨城県の初代彫貴先生のサイトのご紹介ページをご覧になれば、とてもご参考になるかと思います。

 そんなワケで、怪しいもんについてはともかく、一般的な話として、世界では、日本人刺青師の評価はかなり高いものがあります。

 雑誌などではお馴染みですが、海外各地では、タトゥーコンベンション、刺青の大会が定期的に開催されており、スタジアムなどの広い会場に、数百人の刺青師が世界中から集まり、技を披露し、コンテストなども行っています。

 残念ながら、日本では、まずスポンサーが付きませんし、特に都会では、広いイベント会場なども少ないため、なかなか欧米並みの大会開催は出来ません。

 私自身は、海外の大会に作品を出品したことがありませんのですが、イギリスのお客様が、知らぬ間に私の作品を出品してくださったようで、突然、賞状を送っていただいて驚いたものです。古いものですが仕舞い込んでいたので、出してみました。ちなみに、賞をいただいた作品は、風神雷神図でした。
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 ・・と、私の経歴としては、普段の仕事のこと以外に自慢出来るのはそんなとこですけれども、日本人刺青師の先達方は、随分前から海外でもとても評価が高く、海外でも、日本でも、部数は少ないかも知れませんが、日本刺青についての文献も多数出版され、また、私なんぞと同年代でも、海外の美術館に招かれたりもしているようです。日本人は手先が器用で技に優れ、感性も素晴らしいとして、世界でも大変にその評価は高く、自分のことではなくとも、日本人刺青師の端くれといたしましては、とても誇らしく思うものであります。

 しかし、未だに日本では、刺青とその歴史などについての正しい認識はされておらず、テレビの特番などではカナリいびつな表現が成されたりもしばしば、お祭りのニュース映像などでも、刺青はほとんどカットされたりしています。おかしなことです。
by hazukiya | 2010-11-08 18:12 | 刺青小路話

刺青小路話 その4 刺青の歴史(3)江戸の華

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 さて、いよいよ日本の刺青に話題を移します。


 日本では民族の刺青以降、刑罰で罪状の印としての刺青があったり、入れ黒子や文字を彫る、などの、誓いの意味合いが色濃い風習など、黒ベタ塗りつぶしのシンプルな刺青の習慣は様々にあったようです。ですが、江戸時代には、それらとは全く趣の異なる刺青文化が、独自に開花することになります。

 江戸時代、全く異なった手法による、日本独自の、庶民町人による刺青文化が築かれることになったキッカケは、ひとつは『水滸伝』の大流行にあったようです。元は中国のお話ですが、刺青を入れた豪傑をモデルとしているので、刺青を入れた人物を絵柄にして彫る、という刺青を二重彫りと言う様にもなります。

 反骨の豪傑たちのストーリーは、気合の入った江戸っ子たちに大受けし、侍には負けない、江戸の町人だって勇ましいのだということを示すために挙って入れた刺青でした。

 国芳らの浮世絵をお手本として、『水滸伝』に留まらず、たくさんの絵柄が描かれ、手彫りの手法が生まれ、針の組み方も工夫され、黒ベタのみではなく、ボカシの技術が発達し、職人技が洗練されていくようになったのは、その頃で、背景には爛熟した江戸文化があった、ということのようです。知れば知るほど、江戸時代、暮らしは厳しくとも、人々は気概に満ち溢れ、文化的にも本当に素晴らしいです。

 どのようなものであったか、どのように発展したのか、その意味と解釈も様々ですが、江戸の鳶、火消し、駕籠担ぎ、飛脚、木場の職人、そういった人たちの間で、刺青は大流行したようです。肌襦袢と表現され、肌襦袢(彫物)がなくば男の恥だ、とまで言ったようです。

 江戸の刺青は、刑罰のものと区別するために、「入墨(いれずみ)」ではなく、「彫物(ほりもの)」と呼ぶようになったようです。「江戸の華」「勇肌(いさみはだ)」などとも呼ばれ、今でも下町ドラマなどで使われたりする言葉ですが、先日見たテレビドラマでは間違って使われていて、外国の人のタトゥーに驚く日本人の女性が、刺青を彫っていないのに「勇肌の○○姐さんとはアタシのことよ」と言っている台詞があって、笑ってしまいました。ちなみに、「刺青(しせい)」という言葉は比較的新しいようで、明治以降なんだそうです。


 作品写真は、不肖ながらアタクシめの水滸伝作品です。アナログ写真もスキャンニングしてみました。
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by hazukiya | 2010-09-27 20:13 | 刺青小路話

刺青小路話 その3 刺青の歴史(2)続・民族の刺青

 しばらくサボってしまいました、小路話です。

 話題もあちこちと脇道にそれたりしそうですが、それも一興、きままな独り言ですので、お付き合いくださいませ。


 前回の話の続きで、本日も民族の刺青続き。

 日本のみならず全世界的な慣習であった民族の刺青は、顔や、手の甲など、体の目立つ部位に彫られるのが常で、その技法も様々です。貝を削って、櫛状にし、その道具を使って傷を作り、そこへ墨を擦り込む、といった、いかにも痛そうな方法がほとんどです。
 
 現在でも、タッピングと呼ばれる技術などを継承している刺青師も居ます。

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 写真は、木彫りスタンプ。

 現在、刺青の下書きには、皮膚に転写出来るカーボンや、直描き用のペンなど様々便利な道具を使用していますが、民族の刺青では、このようなスタンプも、下書き用として使用したようです。

 ちなみに、写真のスタンプ模様、ひとつはナスの花の絵柄ですが、両肩の脇近くに入れる、など、入れる部位も決まっています。その描かれた模様で、入れた人のプロフィールなど表現している場合もあります。現在、トライバルは、民族の伝統を、意味合いなども含めて、そのまま受け継いでいる場合もありますが、刺青師によるアレンジ、オリジナルデザインも多く見受けられます。
by hazukiya | 2010-09-26 19:24 | 刺青小路話

刺青小路話 その2 刺青の歴史(1)民族の刺青

 ※刺青についての学術的記録等々は、既に資料図書が多数出版されてますので、正確な詳細は、そちらをご参照ください。

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 日本に於ける刺青の歴史は大変古く、縄文時代にまで遡ります。『魏志倭人伝』にも、刺青の日本人が居たという記述があるそうです。土偶の面部の文様も、刺青であるとされています。民族的風習は、近年までアイヌや琉球の人たちの間には残っていたらしく、資料館などもあるようです。私もぜひ、いつか見学させていただきたく思っています。

 刺青の名称は、その長い歴史の中に、たくさんの固有名詞があります。

 民族の刺青は、メサク、メサキノキズ、鯨、など、様々に呼ばれたようですが、私の仕事場の「針突屋(ハヅキヤ)」という名称も、商標登録ですが、元はといえば、琉球の「ハヅキ」「ハヂチ」という言葉をお借りしての造語です。

 そのデザインや意味合いも様々ですが、これが驚くべきことに、日本のみならず、世界中の民族に、同じような風習の歴史があります。エスキモーやハワイアン、パプア、マオリ、サモア等々。位の高い人ほど、たくさんの刺青をほどこしていた、という民族もあります。

 「TATTOO」という言葉の由来は、タヒチの「TATAU」からだそうです。

 現在、「トライバル」と呼んでいるのは、「トライブ」つまり民族、部族の、ということで、黒い文様の総称にも使われます。

 刺青は、人類に特有の文化であり、すべての人種に共通の欲求であり、装飾であり、言語でもある、という私見は、まんざらウソっぱちでないと思っています。


e0153994_18211577.jpg ※左の写真は、ヨガで鍛え中の私のイマイチ美しくない足ですが、約20年前に、民族の刺青のデザインも好きで、手彫りで挑戦しましたところ、自分の足の甲は、思うように針の角度が付けられないことに気付きました。それ以来そのままです。
by hazukiya | 2010-07-15 18:32 | 刺青小路話


ハヅキヤハリニッキ


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